No No Girlsオーディションに学ぶマーケティング

BMSGが手掛けるオーディションプロジェクト「No No Girls」。
私が感じたマーケティング観点での学びを共有します。

No No Girlsとは

SKY-HIさんが立ち上げた音楽事務所「BMSG」がマネジメントを担い、日本のみならず韓国など海外からも支持を得ているラッパーでシンガーのちゃんみなさんがプロデュースをつとめるガールズオーディションのことです。

妻に誘われたのがきっかけで一緒にYouTubeで観はじめたのですが、どハマりしていって、今ではデビューが決まったグループのファンクラブにまで入っています。(人生ではじめてファンクラブに入りました!)
ガールズ一人ひとりの過去のストーリーや、オーディションでの苦悩、目に見えて成長していくパフォーマンスを見ていると、感情を色んな方向へ揺さぶられました。

No No Girlsで学んだマーケティング

1. コンセプトの明確化

BMSGが掲げるコンセプトは、「実力のあるアーティストを世に送り出すこと」。

  • 歌・ラップ・ダンスの実力が最重要視される選考基準
  • プロデューサーのこだわりによる質の高いトレーニングと審査
  • オーディションの過程そのものがコンテンツとして魅力的

この方針は「No No Girls」に限らず、BMSGのすべてのオーディションで一貫しており、BMSGというブランドの核となる要素となっています。
ただ、「実力重視」というのは他のオーディションでも言えることでもあります。

一方「No No Girls」では、オーディション募集時に以下のコンセプトで募集を行いました。

身長、体重、年齢はいりません。ただ、あなたの声と人生を聴かせてください。

このコンセプトメッセージは、既存のグループアーティストのオーディションとは違い、見た目や固定概念にとらわれない自由な選考プロセスを印象付けています。
このメッセージによって、私も「お、なんかありふれたオーディション番組とは違うかも」と興味を持ちました。

2. ターゲットに向けた共感性

「No No Girls」では、オーディション参加者や視聴者が自身を重ねられるストーリーを前面に押し出しています。

  • ターゲット像の具体化:「Noをつきつけられたり、自分自身を否定してきたガールズ」が主人公
  • プロデューサーのストーリーとのシンクロ:プロデューサーであるちゃんみな自身が見た目や声に対して「No」をつきつけられた経験と、オーディション参加者の経験がシンクロ
  • 感情移入しやすい演出:過去の苦悩を乗り越えて夢を掴もうと挑戦する姿

「Noを突きつけられたガールズ」という強く具体的なコンセプトですが、だれもが何かしら(事柄の大小はあれど)Noを突きつけれた経験があるのではないでしょうか。
強い共感力を持ったメッセージであるにも関わらず、広くさまざまな人に共感を持ってもらえるコンセプトになっています。

3.グローバル視点

「No No Girls」では、おそらく最初からグローバル展開を視野に入れたプロジェクト進行がなされています。

  • オーディション動画の多言語対応
  • プロデューサーや振付師、ボーカルコーチは世界で活躍する業界トップランナー
  • 世界のトレンドに合わせた衣装や楽曲

テクノロジーで言葉の壁を取っ払うこと、オーディション時から世界基準の体制を整えることで、海外からも注目を集められるようなつくりになっています。
最初から市場を日本国内と狭く捉えていては、ここまでの準備はなされていなかったかと思います。

まとめ

「No No Girls」のオーディションは、その過程をファンとして楽しく視聴できることはもちろん、マーケティングの観点から見ても興味深いと感じました。
コンセプトを明確にし、ターゲットの共感を生むことで、ブランドを形づくり、私のようなファンを魅了しています。

私たちのマーケティング活動においても、

  • コアメッセージを明確にすること(具体的だが広く共感できるもの)
  • ターゲットが共感できるストーリーを作ること
  • 市場を広く捉えること

を意識することで、より強いブランドづくりができるのではと感じた体験でした!

No No Girls公式サイト

https://nonogirls.audition-bmsg.tokyo

オーディション番組は以下のYouTubeから観れます!